世の中よ

道こそなけれ

おもひ入る

やまのおくにも

鹿ぞなくなる

主題: 行き場所もない無常の嘆き

出典: 千載集

上の句解釈:

下の句解釈:

名前: 藤原俊成

人物紹介: 藤原 俊成 は、平安時代後期から鎌倉時代初期の公家・歌人。名は有職読みで「しゅんぜい」とも読む。藤原北家御子左流、権中納言・藤原俊忠の子。はじめ勧修寺流・藤原顕頼の猶子となり顕広(あきひろ)を名乗ったが、後に実家の御子左家に戻り、俊成と改名した。法名は釈阿。最終官位は正三位・皇太后宮大夫。『千載和歌集』の撰者として知られる。