よをこめて

鳥の空音は

はかるとも

よにあふさかの

関はゆるさじ

主題: 才知で男への切り返し

出典: 後拾遺集

上の句解釈: 夜の明けないうちに、鶏の鳴き声をまねてだまそうとしても、

下の句解釈: あの中国の 函谷関(かんこくかん)なら通れるだろうけど、この逢坂(おおさか)の関は、決して開きませんよ。私 はあなたに会いはしません。   

名前: 清少納言

人物紹介: 清少納言 は、平安時代中期の女流作家、歌人。随筆『枕草子』は平安文学の代表作の一つ。