ありま山

いなの篠原

風吹けば

いでそよ人を

わすれやはする

主題: 冷たい男への反発と愛

出典: 後拾遺集

上の句解釈: 有馬山のそばの猪名の笹原に風が吹くと、

下の句解釈: 笹の葉がそよそよと鳴りま す。その音のように、そうですよ、どうしてあなたを忘れたりするも のですか。

名前: 大弐三位

人物紹介: 大弐三位 は、平安時代中期の女流歌人。女房三十六歌仙の一人。藤原宣孝の娘、母は紫式部。本名は藤原賢子。藤三位(とうのさんみ)、越後弁(えちごのべん)、弁乳母(べんのめのと)とも呼ばれる。