かくとだに

えやはいぶきの

さしも草

さしもしらじな

もゆる思ひを

主題: 燃ゆる思いを告白

出典: 後拾遺集

上の句解釈: このように(好きなのに)どうやったら、言えるでしょうか。伊吹山のさしも草は(燃えますが、)

下の句解釈: このような燃える思いを(あなたは)知らないでしょうね。

名前: 藤原実方

人物紹介: 藤原 実方 は、平安時代中期の貴族・歌人。左大臣・藤原師尹の孫、侍従・藤原定時の子。官位は従四位上・左近衛中将。中古三十六歌仙の一人。