あふことの

たえてしなくは

中々に

人をも身をも

うらみざらまし

主題: 深い仲ゆえの恨み

出典: 拾遺集

上の句解釈: 逢うことが絶対にないのならば

下の句解釈: 他の人(を恨んだり)自分を嘆いたりすることもないのに

名前: 藤原朝忠

人物紹介: 藤原 朝忠 は、平安時代中期の公家・歌人。藤原北家、三条右大臣・藤原定方の五男。三十六歌仙の一人。官位は従三位・中納言。土御門中納言または堤中納言と号する。小倉百人一首では中納言朝忠。