恋すてふ

我名はまだき

立ちにけり

人しれずこそ

思ひ初めしか

主題: 恋の噂にとまどう

出典: 拾遺集

上の句解釈: 恋をしているという私のうわさが立ってしまった。

下の句解釈: 誰にも知られないように思い始めていたのに。

名前: 壬生忠見

人物紹介: 壬生 忠見 は、平安時代中期の歌人。右衛門府生・壬生忠岑の子。父・忠岑とともに三十六歌仙の一人に数えられる。