ひさかたの

ひかりのどけき

春の日に

しづ心なく

花のちるらむ

主題: 散り急ぐ桜の風情

出典: 古今集

上の句解釈: 日の光がのどかに(さしている)春の日なのに、

下の句解釈: 冷静な気持ちになれずに、花が散っているのだなあ。

名前: 紀友則

人物紹介: 紀 友則 は、平安時代前期の官人・歌人。宮内権少輔・紀有友(有朋)の子。官位は六位・大内記。三十六歌仙の一人。