足引きの
山鳥の尾の
しだりおの
ながながし夜を
ひとりかもねん
主題: ひとり寝のわびしさ
出典: 拾遺集
上の句解釈: 山鳥(夜はつがいでも別々に寝る鳥)の長い尾のように
下の句解釈: 長い夜を一人で寝ていることよ。
名前: 柿本人麻呂
人物紹介: 柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ、斉明天皇6年 頃 - 神亀元年 3月18日)は、飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される。後世、山部赤人と共に歌聖と呼ばれ、称えられている。また三十六歌仙の一人で、平安時代からは「人丸」と表記されることが多い。