名にしおはゞ

相坂山の

さねかづら

人にしられで

くるよしもがな

主題: 人目を忍んで逢いたい思い

出典: 後撰集

上の句解釈: その名のとおり、逢坂山のさねかずらが、(たぐれば来るように)

下の句解釈: 誰にも知られずにあなたを連れ出したい。

名前: 藤原定方

人物紹介: 藤原 定方 は、平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人。内大臣・藤原高藤の次男。醍醐天皇の外叔父。官位は従二位・右大臣、贈従一位。三条右大臣と号する。