月みれば

千々に物こそ

悲しけれ

わが身ひとつの

秋にはあらねど

主題: 物思いに沈む孤独な秋の夜

出典: 古今集

上の句解釈: 秋の月を見ているといろいろなことが悲しくなってくる。

下の句解釈: 私一人だけの秋ではないけれども。

名前: 大江千里 (歌人)

人物紹介: 大江 千里 は、平安時代前期の貴族・歌人。参議・大江音人の子。一説では従四位下・大江玉淵の子。官位は正五位下・式部権大輔。中古三十六歌仙の一人。