住の江の

岸による波

よるさへや

夢の通ひ路

人目よくらむ

主題: 忍ぶ恋のもどかしさ

出典: 古今集

上の句解釈: 夜の夢の中でさえも逢えないのは、

下の句解釈: あの人が夢の中でも人目を避けているからだろうか。

名前: 藤原敏行

人物紹介: 藤原 敏行 は、平安時代前期の貴族・歌人・書家。藤原南家巨勢麻呂流、陸奧出羽按察使・藤原富士麻呂の子。官位は従四位上・右兵衛督。三十六歌仙の一人。